幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『ごめんね青春!』(2014 TBS)

イメージ 1




やっぱり宮藤官九郎クドカンさん)の脚本は面白いよ。

去年の冬に放送していたTBSの日曜劇場。
観終わったのは、もうはるか前だけどf^^、
感想、書けていませんでした。

でも、書いときゃなきゃ。

学園モノだけど、
最近の学園モノに多い"非行"も"いじめ"も"学級崩壊"もなく、
ただただ青春を、
― 青春の素晴らしさと、青春の甘酸っぱさを生きる糧として ―
全肯定してくれるような
そんなドラマでした。

笑いとほろっとさせてくれる演出のバランスが
抜群でしたね。

それに、毎回毎回、名言のオンパレードで。

やっぱり、その辺が、
クドカン脚本の成せる業なんだと
感心したり。。。


「好きにならなきゃ、好きな理由は分からない。」

「腑に落ちないぐらい我慢しなさい。青春なんだから!」

「勝ちよりも負けの方が青春。」


役者さんでいうと、満島ひかりの存在感と演技力には
もう脱帽以外の言葉はありません。

すごい。
ほんとにすごい女優さんですね。

錦戸くんも頑張っていたけれど、
それは満島ひかりに引っ張られてる部分も大きかったような気がします。


「青春。それは神様からレンタルしている貴重な時間。
コメディーでもシリアスでもホラーでも、いずれ返却しなくちゃいけません。」


視聴率はあんまりみたいだったけど、
それはもうほんとに全然関係なく。
名作と言ってもよいと思う。

受け付けない大人は この際、こちらからお断りして、
ちゃんと青春を感じられる
感受性の豊かな人だけ観ていただければ。


「やっと青春を卒業出来ましたね。おめでとう。」


ちゃんと私達は青春を卒業できていますか?
もしくは ちゃんと青春に入学できていたんでしょうか?

いいドラマでした。
たまにこういう作品に出会うと、やっぱり嬉しくなってしまいます。

かしこ。