ドラマ 『半沢直樹』 くんのヒットを受け
今や話題沸騰の池井戸潤さんですが、
その池井戸さんの本を、初めて手にとって読んでみましたー。
ようこそ、わが家へ
真面目なだけが取り柄の会社員の主人公(会社員といっても、これがまた半沢直樹くんと同じ銀行員で、融資先の企業に出向している)が
ある日、駅のホームで割り込みをしていた男に注意したことをきっかけに
ストーカー被害を受け始める。 というお話。
そのストーカーの話と平行して
出向先会社での営業部長の不正疑惑のお話が同時進行で進んでいきます。
正直、ストーカーの話と、会社の話、
この二つがどこかでリンクするのかと思ってたんですがねぇ・・・
この二つは特に交わることもなく、まったく別の問題として
主人公に降りかかってくるわけです。
あっ。リンクしないんだ・・・。
それが読み終わった後の第一感想でした。
確かにストーカー被害のお話と会社のお話、
それぞれは、それぞれで 面白いことは面白いんだけど、
その二つがストーリー上、何の関連性もないのなら
これって、別にひとつの作品にする必要はあったのかなぁ??ってね。
あれれ?
後で調べたんですが、
有名な 『空飛ぶタイヤ』 などより前に書かれた作品だそうです。
最新作、文庫でいきなり登場!!
って帯があったので、てっきり書き下ろしかと思ってたよ。
それが実際は 雑誌の連載に加筆訂正したもののようで、
そういう意味では、若干、騙された感がいっぱいですw(゚○゚)w
そっかぁ~。
ってことは、この作品はまだ才能開花する前の池井戸さん??
なんだか、ちょっと、そう理由付けすることで自分を納得させ
でも、半沢直樹くんの原作シリーズまで手を伸ばすかどうかはまったくの未定。≧▽≦
あっ。でも、この作品が決してつまらない訳ではないので
その辺は悪しからず。
半沢君のときと同様、また多少、銀行の論理が出てきました。
池井戸さんの作品は、きっとどれもこれもそうなんだろなぁ~。
仕方ないかぁ~。