幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

世界中の4月と夜と花びらにかえて

愛情に餓えて
君はまた遠吠えをした
 
市民プールの屋内灯が
4月の夜の寒空に
花びらのように張り付いている
 
「これ、新品の自転車なのよ」
と、君の脚がクラシカルな模様を描いて
僕はまたひとつ夜を廻した
 
 
「世界最高峰まで生きたとしても
たかだかあと百年もいかないこの命だから
永遠なんて思っても仕方ないじゃない。」
 
 
刹那に愛して、刹那に愛して
その積み重ねが悠久となる
 
刹那に愛して、刹那に愛して
その積み重ねが僕を形作る
君を形作る
 
 
愛情に餓えて
君はまた遠吠えをした
 
いつまでも寒い4月の夜だから
いつまでも君と
こうして抱き合っていよう
 
花びらは散った
4月の夜に
 
君と僕を形作りながら