今年2月に放送されていた単発ドラマなんだけど・・・
『迷子』
たまには、こんなドラマもいいですよねぇ~。
っていうか、たまにはこんなドラマも観るに限る。
内容は、
道端に座り込んでいる国籍不明のお婆さん。
迷子? 困り果てたかのような彼女をどうにかしようと
優しく声をかける男子高校生3人組と、都会に引っ越してきたばかりのOL。
彼女を警察に引き渡そうとしたところ、
お巡りさんの姿をみてお婆さんは逃げ出した。
その後、ひょんなことからそのお婆さんと関わることになる
女子高生とその弟、大学生、ホームレスの男性。
一方、先ほどの男子高校生3人組とOL(+それに付き合う若い男性)も
まだお婆さんのことを心配していて。
そんな彼らの一夜を描いた群像劇。
個人的に好きなんですよ。こんなドラマ。
群像劇。
登場人物がたくさんいたとしても
彼女・彼らが密接に関わりあっているわけでもない。
登場人物たちは、個々として存在していて
ただお婆さんを仲介して、個々の物語を紡いでいる。
パズル的じゃないんですよ。
確かに、最後にパズル的にパタパタと
今までの話が連携するというお話もいいのはいいんだけど、
それってちょっと ドラマ的に取ってつけたような感じもするじゃないですかー。
今回のドラマは、実はそうじゃないということに
すごく好感が持てまして。
※
"迷子"なのはお婆さんだけじゃなく、
人生という長い道のりの中では、誰もが少しは"迷子"になりかける。
ってことなんだね。きっと。
脚本は、前田司郎さん。
どっかで聞いた名前、たしかどっかの劇団の方だよね?
って思ったら、五反田団の方でした。
やっぱ、うまいね。
あと、NHKのドラマはやっぱ上質だなぁー。と思って
最後のクレジットを観ていたら、
製作がNHK大阪でした☆。
誰も大阪弁を使用しなかったので、全然、気づいてなかったけど
なんとなく街並みが、今まで観たドラマの東京の街並みとは違うなぁーとか思ったから
もしかすると大阪ロケだったんでしょうか?≧▽≦
加えて、最後のクレジットで
ホームレスの男性の役者さんを観てびっくり。
"逢坂じゅん"さん・・・。
"逢坂じゅん"さんって、
そういや、レッツゴー三匹のジュンちゃんじゃん!!
ふつーに役者で溶け込んで、全然 気づかなかったよー。
そんなところも、NHK大阪製作^^。
その他出演は、
中でも、
よかったですね。
うちのHDDが圧迫していて
危うく消去するところだったけど、
思いとどまって ちゃんと観れてよかったですv^○^v
思わぬところに掘り出し物があって、
それがまた佳作だったりするなんて、
NHKドラマはやっぱあなどってはいけないw。
好きなんだなぁー。こんなドラマ。
久々に出会えた いい作品でした。
観れてよかった☆
「迷子みたいなもんだよ。俺の人生なんて」
「無駄にロマンチックですねぇ。」