幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

バッド・ニュース☆グッド・タイミング(三谷幸喜作)

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2001年に公演されたお芝居。

先月に三谷さんの「グッドナイトスリイプタイト」を観に行ってから
どうしても、もう1本、三谷作品が観たくなって
ちょっとだけタイトルの響きと、
そして、離婚の話から一転して、結婚の話であるこのお芝居をDVDで観賞しました。

ほんとは、だいぶ前に買っていたんだなぁ~^^。

ようやく陽の目をみたよ。


<ストーリー>

結婚式当日の幸せの絶頂に見える二人。
しかし、彼らには一つだけ大きな問題が。
父親同士は、かつて、一世を風靡した漫才師。
10年前に喧嘩別れをしてコンビを解消、 今もって絶縁状態にあったのです。
一触即発状態の親たちを前に、 二人は無事、結婚式を挙げられるのでしょうか?



解説で三谷さんが書いていたこと。

喜劇作家の大いなる研究発表!!

ナンセンスにならずにお客さんを楽しませて
「あぁ楽しかった」って後味だけを残して帰ってもらう。

感動を呼ばずに後に残らない話。

つまりは、感動させずに満足させる。

そんな狭いところで、自分は勝負してみようと。

そんな話。


果たして、研究発表はうまくいっているのかなぁ~。

そんなん思って
観ていたのですが・・・。


結婚式を挙げる新郎新婦に
8年前の生瀬勝久さんと沢口靖子さん(特に生瀬さん、8年前、若ー≧▽≦。笑)

新郎・生瀬さんの父親・岩田エントツに伊東四朗さん。

新婦の父・今や議員さん(市議会だったかな?)になった倉田とんかつに角野卓造さん。

新婦の母に久野綾希子さん。

結婚コーディネーターに伊藤正之さん。

客の話に首を突っ込む、いっちょかみなホテルウェイターに八嶋智人君。


僕らの世代では
そこまで、そういう印象はなかったりはするのだけれど
やっぱ伊東四朗さんは喜劇王なんだ。
と思うわけ。


なんか、実はDVDなので
副音声で 三谷さんと生瀬さんと八嶋君の同時音声コメンタリーがついているのだけれど
(あぁ、通常音声と副音声と。間髪いれずに立て続けに連続で観ましたが、何か?^▽^)
そこでの発言を聞いていると
伊東さんの間はすごい!!
って話になっているもんなー。

この3人をもってして
そこまで言わしめるなんて
やっぱ、この人はすごい人なんだな。と
改めて思わざるを得なくなってしまうのです。

まぁ、それ以外は
自画自賛のコメントの嵐でしたけどね(笑)



で。肝心の作品自体の評価なんですけどぉ。

これがまた、見事なほどに。

狙い通り!!

「あぁ楽しかった」って後味だけが残る
三谷さん曰くの「完全なるコメディ」で。

勘違いのおもしろさあり
すれ違いのおもしろさあり、・・・
(三谷さんは便宜上9つにわけたそれぞれの場で、異なる種類の笑いを提供しているとおっしゃている。)

まぁ、ほんと楽しいお芝居でしたよぉー。


そして、これがまた。
感動は、ほんとに呼んでいないんだ(爆)。



最近なにかと
演出過多なお芝居もままある中で、
ただおもしろい。
ただ楽しい。

そんなお芝居もありなのだと思います。



三谷作品、やっぱおもしろいネ。   v(^○^)v