ほぉ~。
やっぱ、すげぇな。
本谷有希子は。
って改めて思いましたv^○^v
幸せ最高ありがとうマジで!
念願の本谷有希子作品の生観劇。
観終わった後、
なんだかほんとに
冒頭の言葉を
何度も何度も思ってしまいました。
やっぱすごい。やっぱすごい。
舞台はとある町の新聞販売所と狂った女。
ここまで狂気に満ち溢れた女を描ける
本谷有希子って。
いったいどんな頭の構造してるんだろう。
って思ったりするのです。
ぶっ飛んでんなー。マジで。
イカレテルよね。正直^▽^
でも、実はそれ以上にもっと思ったのは
この作品はきっと男子には描けないだろうなー。
っていう直感と
"書ける"本谷有希子ではなく
"書ききってしまえる"本谷有希子が
ほんとはもっとすごいのではないかということでした。
もしかしたら
誰もが持ってる狂気かもしれないんだ。
永作博美演じる謎の女(パンフレットでやっと名前が明里だとわかったよ^○^)の持つ狂気って。
だからもしかしたら
その狂気(理由のない、まさに狂った本能)を主題にして
誰もが作品を書ける可能性だってあるわけだ。
でも、それを書くことの怖さか後ろめたさか、
はたしてその理由はなぜだかよくはわからないけど
ここまで
"うまく"
"完璧に"
この狂気を作品に出来る人って稀有だと思うんだよなー。
昔ね。
作家・村上龍さんの
「海の向こうで戦争が始まる」って作品を読んだ時、
(これが村上龍さん自身の発言だったか、作品の解説での記述かは忘れたんだけど)
作家は
この世に実際に戦争を起こすことは(倫理上)悪だとわかっているから
その代替手段として、物語の上で戦争を起こしたりする。
実際に事を起こすこと以上に
その溢れ出る衝動を抑え、物語上に展開する事の難しさ。
っていう内容の記述を読んで
そっかぁ~。
だから、作家さんは
その妄想や想像力(創造力)に想像以上の抑制力をかけて
魂込めて丁寧に丁寧に物語を紡ぎだすんだなー。
だって、もしかすると
物語を書くこと以上に、実際に事を起こす事の方が
簡単な場合だってあるんだもん。
と、すごく思ったの。
溢れ出る衝動の現実世界への流出を抑え
作りこんだ架空世界へと その衝動を流し込む。
そして
その衝動が強ければ強いほど
現実世界への流出を防ぐ力が強ければ強いほど
それが作家の才能であり
架空世界を紡ぎだす作家としての特権を手に出来るのではないのかと。
そういう意味で
この作品みたいに
ぶっ飛んで、ぶっ壊れて、それでいて明るい!!(???)
こんな作品を書けてしまう本谷有希子って。
ほんとの意味で
やっぱ、すげー!!!
って思ったりするのでした。
やっぱすごいよ。
本谷有希子は。
「私、病んでるけど元気なの。それも最先端の。」
「幸せになれないことに理由なんてないのよ。」
あと、永作博美、演技うますぎですv^○^v
かなり おもしろかった。 ほんと最高!! ありがとうマジで!