幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『死にぞこないの青』(乙一)

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前のレビューで
「次もきっと直木賞(作品)!!」
とか言いながら、全然違うの読んでしまいましたf^^。

去年、なぜかタイトルにひかれて買った
乙一さんの『死にぞこないの青』。(えっ!?こんなタイトルに惹かれるの??ヾ(≧▽≦*)ヾ)


死にぞこない・・・

死にぞこない・・・


なんか、すごい響きだなぁ~と思って。



個人的に、初"乙一"です。


なんだか、ホラーな感じだというのは
タイトルや装丁からは感じてはいたのですけど。


小学生のイジメの話。
それも担任教師が、自らの保身のために
主人公のマサオを学級の共通の敵に仕立て上げる話です。


昔、あるドラマで聞いたセリフに
「共通の敵は人を仲良くさせる」っていうのがあるんですけどぉ、
(実際、この格言はものすごく当たってると僕は思ってて。)
それをずる賢く、計算ずくで
さらにものすごく陰鬱にしたような話。


読んでてね。
正直、この話、イヤだなーって思ったの。
なんかね。
実際、ありそうな話だもん。

実際、ありそうな話だし、
全国には同じ境遇になって苦しんでいる子供達もいるんじゃないかと思ったから。

それをホラーと言えども
娯楽作品にね。とりあげちゃうのは
ちょっと抵抗があって。

怖いんだよ。正直ね。
少なからず、仲間はずれにされるんじゃないかっていう恐怖心は
子供の頃、僕もずっと持っていたから。


だから、こんな結末で
物語が終わっても、このお話がいい話だったのかどうかの
結論は自分の中で付いてません。


気持ち悪ーい。

なんかイヤ。

もしかすると、そう思わされて
しかも最後まで読んじゃったってのは
ホラー作家としては大勝利なのかもしれないけど・・・
(つまり、読者である僕の大惨敗・・・)


うーん。

ちょっと、この一作では乙一さんの評価は出来ません。

あと何作か・・・。


誰か、乙一作品で、お勧めがあれば教えてくださいませ。

それで、乙一さんの評価をしたいと思いまーす。

何卒、よろしくです☆ <m(_ _)m>





「次のレビューもきっと直木賞(作品)!!」
とか、前回、調子に乗って言ってたりしましたが(笑)
次の作品もきっと違うと思います。

全然、雑食な感じで統一感のないレビュー。

何卒、お許しくださいませ w(゚○゚)w