幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

Something Sweet(PARCO Presents)

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人生には甘いものが必要だ。


そんなキーワードをテーマに書かれた舞台。『Something Sweet』

ちょっと前になるんですが
2週間前は2007年7月7日。
七夕の日に1日だけ行われた大阪公演。

その日にシアター・ドラマシティにこのお芝居を観に行ったんですvv。


作:中谷まゆみ 演出:板垣恭一

出演者:星野真里辺見えみり山崎樹範井端珠里金子昇


何年か前にWOWOW放送で観た舞台。『お父さんの恋』。
その舞台の後味が個人的に、かなり好きで
その作・演出コンビによって作られた新作。

加えて、『お父さんの恋』にも出演していた星野真理ちゃんが
今回の舞台にも 辺見えみりさんとW主演で出演とあって
なんだか、どうしても観に行きたいなぁ~と思っていて。


うーん。よかったんです。

うーん。よかったというか、
個人的に こんなお話がとってもとっても好きなので。



人生には甘いものが必要だ。

人生とは甘さだけでなく、苦さ・辛さもその中に含んでいるものだけれど。


人生には甘いものが必要だ。

もしかすると、人生には苦さや辛さの方が多いのかもしれないけれど。



物語は同居する2人の女友達。
-1人は5年前の交通事故が元で車椅子生活を余儀なくされている香織(星野真理)。
 もう1人は、その5年前の交通事故に対して、直接ではないにしろ、
 何らかの責任を感じている明美(辺見えみり)。

その2人の友情
(もしかしたら、その中には嫉みや劣等感。さらには恨みや罪悪感をも含んでいるけれど)
そんな2人の友情を中心にして
それを取り囲む登場人物達。
恋人であったり、心惹かれて近づいてくる人達の
心の揺れや お互いがお互いを想う気持ちや
正の感情。負の感情。
それらを優しくうまく織り交ぜながら
苦く甘く、そしてとっても切なく書かれていて。


心、打たれるのです。


なんだか、不器用に生きる登場人物たちに
共感を覚えながら。



実際ね。
人って、やっぱり自尊心が強いから(強いというか強すぎるから)
自分の弱い部分はあまり認めたくないというか、他人には見せたくないないじゃないですかぁ!!

その相手が、大切で大事な人であればあるほど
どうしてか 変に強がったり、虚勢を張ってしまったりして。
そして、時には自分の意志とは裏腹に、大切な人に強くあたり、その人を傷つけてしまったり。

そして、そんな自分がイヤになり、自分自身も大きく傷ついてしまったり。


この劇の主人公2人もそんな感じ。


そんな2人を観ながらね。
なんだか、痛いなぁと思いながら。
なんだか、哀しいなぁと思いながら。
なんだか、セツナイなぁと思いながら。

ずっとずっとこのお芝居を観てしまいました。


でもねー。
その弱い部分をお互いにお互いとして人に対して認めたとき
初めてそこに、ほんとの関係性(それは友情であったり愛情であったり)が生まれると思うんですね。


そこには辛さも伴うけれど。

人生にはそんな辛さの方が多いのかもしれないけれど。



「5センチのハッピーエンド」


それは、このコンビの創る舞台のモットーで
現実は一寸先が闇。一瞬ハッピーでも次の瞬間、地獄を見たりするし。
生きてる限り終わりがないし。
その分、せめて作り物の芝居で幕が閉じるときだけは、ささやかに安心したい。

そんな気持ちを一言で表した言葉。


僕はそんな主張が大好きだ。

もしかすると、考え方はただ甘いだけで
単なる理想主義者の非現実感の表れなのかもしれないけれど
せめて、物語の中だけは、ちょっとだけでもハッピーエンドに。


これから先の香織と明美の人生が
どんなふうになるのかは、
一観劇者の僕には 全く持って見当が付かないんだけれども
この2人なら、この先 何があっても
一生、友達であり続けるんだろうな。

そんなことを思えたら、きっと僕は幸せ。


だから、僕は、こんな劇が大好きだ。

この作品も かなり好き。




人生には甘いものが必要だ。

人生とは甘さだけでなく、苦さ・辛さもその中に含んでいるものだけれど。


人生には甘いものが必要だ。

もしかすると、人生には苦さや辛さの方が多いのかもしれないけれど。


人生には甘いものが必要だ。


でもねー。
人生には 甘さだけではなく、苦さも辛さも含んでいるから。

だからこそ、人生は楽しいのかも。




『Something Sweet』


ふたりの女友達と、その恋人たちの甘く切なく、
そしてちょっぴりBitterな物語。


いい作品でしたv^○^vv^○^v。

大好き。大好き♪





役者さん。

僕、『お父さんの恋』とか劇団演技者。の『ストリッパー』の頃から
星野真理ちゃんが大好きで。

その芯の強さを窺わせる演技と存在感には いつも心を打たれてしまいます。


あと、その他の出演者
辺見えみりさんも、山崎樹範君も、井端珠里ちゃんも、金子昇君も
みんなこの劇の世界観にぴったりで
そういう意味でも この劇は よかったなぁ~って思ったりするのです。


あぁ、もう少し。
この劇の世界に浸っていたい・・・
本気でそう思ったのは 久々なのかもしれません。


そして、最後に舞台音響。

蝉の音。雨の音。カミナリの音。花火の音。ぴあのの音。

うーん。これらも ほんと甘く切なく。



PARCOだから、WOWOWとかで放送しないかなぁ~。


本気でそう思う。

やっぱ、いい作品だったなぁ~。

大好き。大好き♪ ですvv。
 


 
(><) 追記

あまりにも、好きな作品のため
やっぱり、うまくレポが書けませんでした。

つたない文章。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

もぅちょっとうまく書ければねぇ~。

次はうまく書けますように。
文才、みがこー。ごめんなさい。ごめんなさいです。 きゃは 0(^0^)0。