『本格推理委員会』(日向まさみち)
タイトルで読み始めた本。
ちょっとこの表紙は、読んでて恥ずかしかったんですけどぉ・・・きゃはははは ^○^。
『本格推理委員会』
どうもこの作品は作者のデビュー作で
これまた第一回のボイルドエッグズ新人賞受賞作であるらしく・・・
(まぁ、ちなみにこの賞のことは、僕、全く知らないんですけどぉ・・・)
なんだか、『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』『NHKにようこそ!』の滝本君
(またまたちなみに。この2冊は昔、僕、読みましたねぇ~。おもしろかったですよvv。引きこもり小説v^○^v)
が 選考委員をやってるみたいな、どうのこうの。
なんだか、そんな流れの本作品なんですが。
えぇ~、正直、ちょっとおもしろかったですよぉ!!
ライトノベル って言うんですか!?
こんな作品。
Amazon その他諸々のレビューでは酷評されてることも多いけど
個人的には『本格推理委員会』って言う名の学園青春小説って考えれば
主人公の心の葛藤も登場人物達の心の成長も
(正直、緻密ではないけれど) とっても温かい、優しい目線で書かれてて
いいんじゃないかなぁ~ってすごく思いました。
だって、読み終わった後、
登場人物たちに対して自分は結構、愛しい気持ちになりましたもんvv。
愛しい気持ちになれましたもん。
それって、結構
物語にとって 案外、重要なことじゃありません??
なんとなく、そんなことを思ったりなんかして・・・f^^。
あと題名にもなっている"本格推理"の部分ですけれど。
事件自体が とある小中高一貫の私立学園で起きた怪談話の真相調査ってことなので
人が死んだり、生命に関わる傷を負ったり、誘拐されたり とか
そんな大層な事件は出てきません!!
でもねー。
そんな小さな事件でも それに関わる生徒達には
各々、心に忘れられない傷を持っていたり、忘れてしまいたい現状や過去のトラウマがあったりで。
ほんと生徒達にとっては
それはそれは何よりも重要なことであったりするんですよ。
だから、そういう意味で事件の大きさなんてものは"本格"の意味には関係がないと思われて。
そして、さらに言うと
「小説の中で全てのヒントが示されて
そのヒントをたどっていくと、自ずと事件の真相にたどりつくことが出来る」
ということを "本格推理"と呼ぶならば
この小説は見事に"本格推理"なんだと僕は思ったりもするんですよねー。
だから。。。。
だから、この小説は 正直、ちょっとおもしろかったですね^^。
まぁ、また ライトノベル系も何冊か読んでみまーすvv
ちなみに表紙の絵。
髪飾りとランドセルから推察するに
主人公の妹のミアちゃんなんだろなー。
僕、アニメとかはほとんど観ないんですけれど
ちょっとこの表紙はかわいいじゃん!! なんて思ってしまいました。
や、や、や。やばいかなぁ~(爆)