幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

少女とガソリン(阿佐ヶ谷スパイダース)

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7月の頭のこの土・日。

観たいお芝居が重なって2日連続で観劇に行って来ましたぁ~0(^0^)0


昨日はシアター・ドラマシティでPARCO presentsの『Something Sweet』。
今日はOBP円形ホール阿佐ヶ谷スパイダースの『少女とガソリン』。


とりあえず、昨日の『Something Sweet』はまたおいおい書かせて頂くとして
(一言だけ。『Something Sweet』はとってもいいお芝居でしたよ!!泣きますvv。)
今日は、本日観に行った『少女とガソリン』について。



■あらすじ(公式HPより)

かつては清酒の産地として栄えたとある街。
しかし今はどの工場も閉鎖されてしまった。
再開発の波に抗いながら生きる酒を愛する男たち。
彼らが唯一の救いとして慕うのが、人気アイドルSであった。
そんなある日、街の再開発のイベントにアイドルSがやって来るらしいという情報が舞い込み…。
愛する街と酒のため、アイドルソングに乗せて男たちの暴走がはじまる!

※アイドルSは実際の劇では"リポリン"になってました。



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暴走する男たちシリーズの第三弾として書かれたこの作品。
うーん。実は第一弾『日本の女』も第二弾『はたらくおとこ』も観てはいないんですけど・・・f^^

なんとなく、今まで観た長塚圭史君のお芝居
『LAST SHOW』『桜飛沫』『アジアの女』『イヌの日』
(『アジアの女』『イヌの日』については以前、感想を書かせてもらいましたぁ。よかったらそっちもね^^)
から、その"暴走"のイメージはつかんでたつもりだったのですよ。


ところが、この『少女とガソリン』。
この作品はちょっと難しかったですね。

うーん。難しいと言うか、個人的にはいまいち釈然としない・・・。


確かに、今までの長塚圭史君の作品でも
"狂気" (『LAST SHOW』なんて狂気そのものだったし^^)とか
"差別" (『アジアの女』『イヌの日』でも差別については書かれてた)については
いっぱい書かれてたんですよ。

でも、なんとなく
上の作品では、個人の狂気であったり
差別からの開放であったり。
なんとなく、最後には微かながらでも希望があったりしたのですが。


『少女とガソリン』。


ちょっと釈然としないのは
差別の根幹を"玉島"が認めてしまうからであろうか?

そりゃぁ、実際に自分が"玉島"と同じ立場であるならば
同じ行動をとったのかも知れない。

個人的な立場なら
自分の娘をかばい(「かばう」という表現も、個人的には釈然としない)
自分の娘には差別される側とは違う生き方を望むのかもしれない。


でも、それって"差別"を容認していることにならないですか??


もし、"差別"を容認することが
物語のリアリティの追求だと言うならば
僕、個人的にはそんなリアリティはいらないかなと思うのです。

容認しちゃダメだ。
それは負けを認めることになる。


「差別のない世界」。

もしかしたら、それは単なる絵空事なのかもしれない。

偽善者達の遠吠えなのかもしれない。


でもねー。
物語の中ぐらい、そういう救いがあってもいいんじゃないかと思うのです。




前半は、展開も間もスピーディでかなり楽しんだんですけど
後半、徐々に登場人物の狂気が見え隠れし始めてからは
ちょっと全体的に間延びしはじめた感があって・・・ちょっと残念かなぁ・・・


役者さん的には
池田鉄洋君も観れたしvv、中山祐一朗君も観れたしvv
犬山イヌコさんも観れたしvv、
何より大好きな松村武さんも観れたしvv
大満足なんですけどねー。


それだけに・・・。


他に観られた方たちはどんな感想なんですかねー??


まぁ、僕の観方が甘い。っていうだけの問題かもしれないので(うわっちゃー><)
ちょっと検索して、皆様の感想もみさせていただきまーす。






では、次回は
昨日観た『Something Sweet』を(あくまで予定ねf^^)。

あっ。まだうまく言葉に出来ないのです(笑)。




追記


最後に、これ、かなり私信ですけどぉf^^。

今回、一緒に観に行ってくれたSちゃん。
ほんとにありがとねー。
やっぱり、あなたと行くお芝居が何より楽しいですvv。

サンキューでした。あんがと。ありがとー♪