幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

雪解け

さよならという響きに
僕は耳をふさいで 
春の訪れをただ眺めていた

冬は
「君の人生は僕のものではなく、もちろん君のものだ」
という当たり前のことを
享受するために必要な季節だったのかもしれない


穏やかな太陽の下では雪解けの音
静かに静かに時を刻む 優しさの音


よくも悪くも 心の中は
他人の僕にはわかりはしないから

せめて君を想う
この純粋な気持ちを
「恋だ 愛だ」 なんて
一過性の言葉では 片付けないでおくれ


さよならという響きに
僕は耳をふさいで
春の訪れをただ眺めていた


「冬は嫌いなの」
そう言って笑う君を たまには思い出したりして


世界に春が来れば
君の心にも幸せが訪れるような気がして