幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

犬猫

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東京近郊、静かな街の一軒家。
中国へ留学するアベちゃん(小池栄子)の留守宅を預かることになった
ヨーコ(榎本加奈子)と、古田(西島秀俊)の家を出て転がり込んできたスズ(藤田陽子)。
幼なじみとはいえあまり仲のよくないふたりが一匹の猫とともに暮らし始める。

ふたりの生活もようやく落ち着いてきた頃、
ヨーコがひそかに想いを寄せている三鷹(忍成修吾)とスズが急接近!
内心穏やかでないヨーコとそんなことにはお構いなしのスズ。
ふたりの距離は微妙に近づいたり離れたり……。
http://www.tesoro.st/life/special/inuneko/
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この映画。
紹介文にもあるように
特に大事件があるわけでもなく
心の底から うれしかったり 
心の底から 悲しかったりするわけでもない。

ただ、ヨーコとスズという幼なじみの女の子2人の日常を
淡々と でも 丁寧に 
それこそ ほんと丁寧に切り取ったかのような映画。

90分。

はじめは退屈なのかなぁって思った。
そんな日常を90分も観せられても。。。って。

そんなことない。

結構、これは傑作なのかなぁって思った。

普段の生活なんて
それこそ映画にあるような特別な出来事なんて
ほとんど起きないし
日常なんて 淡々と
ただ 淡々と 目の前を過ぎ去っていく。

そんな日常に 少し焦りを感じたり
他人をうらやんだり。

でも、もしかしたら
そんな日常にこそ
ほんとの幸せは隠れているんじゃないのかなぁ。

大切な瞬間が山ほど隠れているんじゃないのかなぁ。


「不器用」なヨーコと「おいしいとこ取り」のスズ。
性格が正反対の2人だから
関係は微妙だったり 行き違ったりするけれど。


なんとなく
最近、他人との関係性に戸惑いを感じる僕ですが
やっぱり 大切な人は 心から大切で
それこそ何物にもかえがたい かけがえのないものなんだと
改めて思わさせてくれた
この映画。

いい映画ですよぉ。

僕は好きですね。