幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

噂の男(PARCO)

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今週は『噂の男』。

なんか、このお芝居。

今までウェルメイドな現代の人情喜劇を描いてきた福島三郎(Web紹介文より)が作で
ナンセンスでブラックな独自の乾いた笑いの世界を描いてきたケラリーノ・サンドロヴィッチ(Web紹介文より)が演出なんですけどぉ。

どうもこの企画、
もともとは「いい話」ばかり書いている福島三郎が「いやな話」を書き、
それをKERAが演出したら面白いのでは・・・という演劇好きの無責任な好奇心から始まったものらしく…。

正直言ってなしですね。>辛口。

共感というか、何を訴えたいのか全くわからんかった。
元々、ネットの評価で「救いようがない…」という評価は聞いていたんですけど
救いようがないというか、何したいの?って感じでした。

あのねー。
暴力的で 救いようのない話なら誰にだって書けるの。
暴力的で、グロくて、衝撃的で、
それでもなぜか救いようのある物語だからこそ それは名作になるの。
そういう意味で
この『噂の男』は 昨年の長塚圭史『LAST SHOW』にはるかに負けてる。
(『LAST SHOW』は上記条件を満たす稀有な名作!!)

だからねー。正直言って
途中、正直 不快な気分になりましたよ。
堺雅人君がいじめられている部分とか動物虐待の部分とか。他 もろもろ。

役者はねー。
それでも みんなうまかった。
堺雅人君。
八嶋智人君。
橋本じゅんさん。
橋本さとしさん。
山内圭哉さん。

だから。
これだけのメンツをそろえたから
ちょっとねー。残念でした。

まぁ、人の評価はそれぞれだから
他の人の評価はどうかは知りませんが
少なくとも 僕はなしでしたね。

堺雅人君は正直、『お父さんの恋』のような人情劇の方が
絶対あってると思うのですが。
はぁぁ。

漫才、みんなおもしろいって言ってたけど
そんなにおもしろくなかったぞぃ。
あぁぁ、辛口。辛口。
これも期待の裏返しなんだよぉ。許して。


次は再来週。密かに『泥棒役者』観に行きます。(密か?笑)
ちょっと今週は残念だったね。