幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

恋愛戯曲(KOKAMI@network)

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「私と恋に落ちてちょうだい」

今日は KOKAMI@networkの『恋愛戯曲』を観に行きましたぁ。
大阪公演の千秋楽。

内容は↓こんな感じ。

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人気脚本家の谷山(牧瀬里穂)は
締め切りすぎても1ページも書けない。
そこで 催促に来たTV局若手プロデューサーの向井(アンジャッシュの渡部君)に
台本を書くための1つのお願いをする。

「私と恋に落ちてちょうだい」

私と恋に落ちてくれたら 台本が書けるという谷山。
谷山と恋に落ちて作品を書かしてくれなきゃ 自殺するという
谷山のマネージャー寺田(安原義人)。

お話は実際の谷山・向井・寺田のシーンと
谷山が書く
彼女と向井をモデルにした 淋しい人妻と若手プロデューサーの恋愛ドラマの中の谷山・向井・寺田。
そして淋しい人妻が書いているシナリオの中の
超売れっ子のゴージャスな脚本家の谷山・若手プロデューサー向井・そしてマネージャーの寺田。

この3つのお話が ころころと入れ替わって登場します。

そこへライフルを持った2人組の男女(斉藤慶太君。大和田美帆chan)!!
郵便局強盗と名乗り、谷山が人気脚本家であると知ると
「その台本に自分たちを登場させろ!!」と要求したりして。。。
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このお話。
現実と空想と、そして空想の中の空想を入ったり来たりして
確かに演劇的には ありがちなんだけどね~。

全然 おもしろい!!
すごくおもしろかったよぉ~。
2年前に観た『リンダリンダ』がおもしろかったから
今回も非常に楽しみにしていたのですが期待以上でした。

恋愛には客観的証拠なんて何一つないのに
でも 確かに恋愛している僕ら。
一喜一憂して 胸を焦がして 好きな人を想ったりなんかして。

途中、アンジャッシュの渡部君が言うセリフ。
「計算すると 僕は12秒に1度 君の事を考えているんだ。1分間に5回。
1時間に300回。17時間起きていたとして 1日に5100回も君の事を考えているんだ。」

僕も もしかすると君の事を 12秒に1度は想ってるかもしれない。
君が好きなことに客観的証拠は何一つないけれど
1日に5100回も君の事を想っているかもしれない。

本質的にはコメディーなんだけど ただのコメディーじゃない。
ものすごく上質な 恋愛戯曲。
いいもの観たぁって感じでした。

恋をしてる人も 恋をお休み中の人も
絶対、胸がきゅんとなる。
恋愛はいいなぁ。って改めて思う。

名作である条件に客観的証拠ってのは何一つないけれど
このお芝居はまさしく名作でした。

最後に ひと言。

「僕と恋に落ちてくれませんか?」笑。

(追記)

牧瀬里穂。えっとぉ。正直、いいお芝居しますねぇ~。
いい女優さんですよ。正直、いい女優さんだなぁ。

アンジャッシュの渡部君。コントやってる時よりお芝居の渡部君の方がずっといい。
このまま 演劇系の俳優になってしまえばいいんじゃないの?って
かなり思ってしまいましたねぇ~。

って実はアンジャッシュのコントはあんま好きじゃなかったんだけど。。。
今日で一気に株上昇~。
「関東風って言われてるけど、笑いのルーツは大阪にあるんですよ」って。
無理しちゃって。笑。
関東風でも いいものはいい!!
そう言えるだけの懐の深さは大阪にはありますので。。。

にしても 『恋愛戯曲』
ほんとにいいお芝居でした。
みなさんも機会があればまた観てあげてやってください。
(って残り公演は北海道かぁ~。遠い(笑))

http://www.thirdstage.com/knet/renai2006/index.html