12時をまわる
シンデレラ。早く帰らなきゃ。
長い長い階段で
ガラスの靴を置き去りに
僕は
かぼちゃの馬車の真後ろで
時計の鐘を聞いていた。
君はもう寝てるかな?
寝なくて平気な君だから
まだまだベットで本を読んでいるのかも。
僕は
かぼちゃの馬車の真後ろで
君のこと 考えてた。
シンデレラ。
シンデレラ。よ。
君より素敵な現実が
あの娘と僕に訪れますように。
12時をまわる
シンデレラ。早く帰らなきゃ。
僕は
かぼちゃの馬車の真後ろで
君の夢が観たいと思った。