昨日、ガマ王子vsザリガニ魔人の話を書いてたら
この舞台も書かなくちゃって思ったお芝居。
『ダブリンの鐘つきカビ人間』(2005年)
http://www.g2produce.com/parco/dkk2/
これも後藤ひろひとxG2の作品。
わたしが観たのは2005年度版 シアタードラマシティーなのねぇ~。
そのちょっと前にザリガニ魔人を観てたから
期待に胸をふくらましてさ。
ぴあのネットリザーブまでして買ったのよ。チケット。
後ろから2番目の席だったけどさ。
よかったよぉ~。このお芝居。
ザリガニ魔人も むっちゃ好き!!って書いたけど
ダブリン~も そーとーいい話。
お話は 国民全部がなにがしかの奇妙な病気にかかった国で
醜い心ときれいな容姿がひっくりかえる病気のカビ人間
(要は病気になったから今はきれいな心と醜い容姿なっちゃってる)と
思ったことの逆のことしか話せない娘の 物語。
もちろん お笑い要素いっぱいなのよ。
なにがしかの奇妙な病気って そりゃぁ おもしろいこといっぱい書けるって(笑)
抱腹絶倒。
そんな言葉がぴったり!!
でも そこにカビ人間と娘の 切なく哀しい恋の話が絡まって。。。
思ったことの逆のことしか話せないってのは やっぱりほんと哀しいですわね。
現実、わたしぁはそんな病気ではないけれど
普通に 思ったことの逆のことしか話せないって時は多々あって。。。
好きな子に うまく好きって伝えられないとか。。。
感謝すべき人たちに うまく感謝の気持ちを伝えられないとか。。。そんなこと。
そんなこと考えたら この芝居 余計に心にしみてですね~
切なくて切なくて
それはそれは いいお話だったのよ。
カーテンコールの時、
大王(後藤さん)が
「みなさん、納得がいかないかもしれませんが、これ、私が書いたんです!!」って(笑)
なかば自慢げに言ってたの。
でも この話、おおいに自慢していいと思う。
わたしは納得してるから。
これからも いいお話をいっぱい書いておくれ。
役者陣はね。
娘役の中越典子。なんかぁ、初舞台だそうだったけど
難しい役をうまくこなしてた。
ドラマ「プライド」の時とかって、別になんとも思ってなかったんだけど
ダブリン~観たら 一発でファンになっちゃいましたわ。
あと土屋アンナ。あの声はねぇ。しびれるかっこよさ。
そして最後に カビ人間役のラーメンズ片桐君。
ほんとカビ人間役を好演!!
いやぁ~ 今まで観たお笑いの人の中で
一番いい演技できる人ではなかろうか。
片桐君がね 舞台するなら 次も観に行きたいなぁって思う今日この頃でした。
次回も去年見たお芝居の感想を。
ではぁではぁ。