僕らが歩をあわす この青い惑星の
僕らが息づく この世代では
ただひとつだけ “絶対“なことがある。
それは、、
この世界の創造主が
“生きる“と引き換えに
等価交換する“絶対“。
僕らは その“絶対“を前提に生きてきた。
過剰にはまった サブスクの韓流ドラマ。
ひとしきり2人で涙した後の
ど深夜、炭水化物を身体が欲して
ひどい顔ね。と笑いあう。
とりあえずのダウンを羽織って
コンビニに買いに出掛ける。
少し大きめの 鮭とおかかの三角形。
それは、
純文学でも、なんでもないけれど。
ほんとはあんまり 要らないけれど。
最大限に優しく言えば、“珀月の恵み“。
そして僕らは、
真冬の夜空に浮かぶ ぎょしゃ座の星の座標とか、
ルービックキューブを素早く揃える超絶技とか、
もしもの時の 神龍様へのお願い事とか、
他愛もないことを共有する。
共有し続ける。
かじかんだ手を誤魔化すように
薄手のトートバッグを振り回し、帰る。
急いで潜った おこたの中で
ノンカフェイン 揺らぐ茶の香を飲みながら。
僕らは“それ“を前提に生きている。
八度、君の寝息を聞いた後、
僕はそっと、横たわる。
いったん、“前提“のことは あとまわしにして。
共有する。
生き続ける。
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解説:
これは数え上げの詩。
1,2,3,5,6,7,8,…∞
ひとつ、2人、おにぎり、ぎょしゃ座、六面体、ドラゴンボール…寝息、横たわる…
いったん、“前提“のことは あとまわしにして。
君との“生“を肯定する。