うるさいなぁ。
描写、描写。痛み、痛み。
航海図を見せてみた。
“解像度が粗すぎて、羅針盤も針を折るでしょう。“
“コック長を呼びたまえ。
誠の匙の投げ方を、彼に教えてもらいなさい。“
まじ、うるせぃなぁ。
そういう君も、常套言を繰り返す。
情報源は何なんだ?
“喉の奥“とか??
君の喉はどこにある。
“小骨“が刺さる??
魚の味で頬が落ちたか。
君には聴こえるはずもない。
脊髄に響くトロール船のエンジン音。
批評はいいよ。
君のキラーワードを、聞かせておくれ。
夏なのに暖房をかけたのか
冬なのに冷房をかけたのか
すっかり忘れてしまいましたが
とにかく
記憶の海に巻き網をかけ
根こそぎ思い出そうとしたのです。
“ねぇ、でもそれって、君の独りよがりじゃないの?“
…… うるせぇ。
これは僕の心だ。
この惑星が積み巻く自転リールの轟音も
頭蓋骨を取り巻く骨膜に
トルネードごとく。
直撃、ぶっ刺して。
静かに渦巻く
トックブランシュ。
遠い海。
公転。
とぼとぼ航る。
描写、描写。
小骨のぶら下がる
カシオペア、北斗七星。
“夜“を捲って。
あなたは、もう眠ってるよね?
君も、もう、浅い眠り。
夢の中かな?
高解像度の航海図を見せてみた。
後悔はしていない。
“マゼラン雲の その向こう、
毅然と輝く、北極星を見つけた。“
悲壮感のない嘘も
ポワレする
夜明け。
“ブルブル 震える、暑いです。“
“ジトジト 汗ばむ、寒いです。“
羅針盤 匙示す咆哮。
芳香。