軒先の鈴の香りになぞらえて
カッターシャツの若草色を
炎帝の白の烈士が混ざる 研ぎ澄まされた青空に
気にもかけずに くゆらせながら
なゆた
ラムネの清涼感
骨格
アンゲロニアの咲く庭で
過ぎた笹の葉の名残
色堕ちた君への飾りを
鈴の音色に結い変えて
とぼ濁るしゃぼんの響き
滲むスイカの脳髄の色
飛び散った 君の薄い頬
僕らは味わう
そこにある絆に囚われて
ビー玉を刺す一閃の剣を
夏の青さに閉じ込める
鎖帷子を泡のようにして
焦がれた心を縛り付ける
それは
冷たくて揺るぎない
密約書
それは
移ろうリズムに漂いずれる
天使が魅せる 緩いしゃれこうべ
軒先の鈴の香りになぞらえて
カッターシャツの若草色を
君は好んでよく着ていたね
僕はその色が好きだった
僕はその色がどうしようもなく好きだったんだ