幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

バナナ風味と"個性"への憧れ

威張っているのは、シベリア気団
それとも、
優等生(の僕)への先生たちの過度な期待?

"今日は厳しい寒気です"
お天気キャスターは伝えるけれど。

暖房器具よ!オーバーヒート直前まで、
常夏リビングルーム、お留守番中。

冷凍ボックス ― 冷蔵庫の上から2段目 ― に
隠し置かれた
棒状アイスは、バナナ風味。

手に取って、食べる。
それは、僕の"個性"への憧れ。


別に、ママに言われたわけでもないんだよ。
気付けば、"教科書、命"でここまで来たから。

奇人になりたい!
ほんとうは。

でも、
"奇人"なんて記載には、
まだお目にかかれていないんだ。
あれだけ読み散らかしたのに。
教科書は。


なんだか、流行りの音楽が偉そうに言ってるよ。
― 教科書より、個性が大事 ―

"個性、命"ってことですか?
それって、どの学年のどの教科、どの教科書に書いていたっけ?

副教科とか言わないでね。
五教科以外は苦手なんだよ。


ヴァイオリンが趣味で
油絵もたしなむ君が
学級新聞の端っこに走り書きした短いフレーズ。

― 生誕の意味は、走馬灯で考える ―

ちょっと待ってよ、
新聞委員は僕なのに。

教科書通りの僕の記事より
目立たないでおくれ。


そういえば、神様って、いるの? いないの?
わからない。
それも、教科書では見たことないから。

もしも、存在が曖昧ならば、
"いるかいないか、わからない"って、教科書に書いてほしいな。

もしも、ほんとに神様がいるのなら、
こんな僕も、"僕"って認めてほしいよ。


バナナみたいな味がする
ふやけたアイスは大きいけれど、
多分、安価な原料で、
すぐにベタベタとろけ落ちてく。

おくちの中につっこんで、くるくるまわす。

おんなじように、
あたまん中につっこんで
くるくるくるくる 掻きまわす。


走馬灯も、時間が限られているじゃんね?
だから、君より合理的な言葉を考える。

― 神様への言い訳は、天国に行ってから ―

あれれ?
だから、天国ってあるのかな?
どの学年のどの教科、
どの教科書に書いてくれるかな?


おくちにも、たどり着かなくて、
黄白色の塊が
この僕の
優等生の右手を伝い、
ぼた、ぼた、ぼた、と
敷かれたばかりの
おこた布団に垂れ落ちていく。

ママを困らせそうだなぁ、、、

なんて、言い訳しようかな。

言い訳、教科書に書いてあったっけ?