脆弱性に打ちひしがれるぐらいなら
私は破壊活動に没頭したいものですね
この世はくだらない愛情と
裏切りで満ち溢れている
奥底寒い灰色の夜に
猫の親子がネズミを捕まえた
かなぐり捨てるほどの感情は
まだ生暖かい右ポケットに入ったまま
吐く息の敬白を雨の薫りでまやかしながら
あなたとの想い出は
初冬のひりついた街外れの公園で
風に舞い上がる
そっか あれは
嘘ばっかりだったのか
脆弱性に打ちひしがれるぐらいなら
私は破壊活動に没頭してみたのですね
この世はありふれた愛情と
喧騒に満ち溢れていて
私はあなたの幸せをただ願うばかり
空に浮かんでは消える
嘘にまみれた幾千の星も
冷えてしっかりかじかんだ右手の残り香も
脆弱性に打ちひしがれるぐらいなら
私は破壊活動に没頭したかったのですね
この世は煌めいた愛情と
幻想で埋め尽くされていて
私はあなたの幸せを今も祈り続けている
あなたは夢の中で私にたずねる
「地球が丸い理由は?」と
私はあなたに息づき返す
「離れ離れになったとしても
一回転してまた出会うためだよ」