幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

シャーベット

僕はずっと眠っていたいな
スワイプを繰り返す発光体のその先で
僕らが湿った約束をする朝も
誰かが乾いた裏切りをする夜も

僕はずっとまどろんでいたいな
刺々しい拒絶を味覚なくしがみながら
彼らが騒がしくキスをする夏も
君がおとなしく泣きじゃくる冬も

あぁ、常識を越えた眩しい夢さえ
規格外の暗闇に消える
くすんだ季節のただの思い出になる
あぁ、熱烈に支持された神々しい誘惑も
愚にもつかない嘘になる
ありふれた欺瞞のただの古文書になる

僕はずっと覚醒しておきたいな
風まかせに垂れ流されたバラ色の薫り
彼らに激しく踏みつけられても
彼らに静かに蹴飛ばされても

あぁ、輝かしいはずの未来のために
不要不急の現在(いま)を生きる
徒労な社会実験のただの被験者になる
あぁ、承認欲求を見過ごした若者も
欠乏欲求を理解できない
手緩(ぬる)い金字塔を吹き抜ける風になる

さらっと真新しいベッドの色遣い
ザクッと甘いシャーベットの肌触り

僕はずっとこの世界で眠る
この世界で眠る