君がオムレツを食べたいと言った
橋がみえる洋食屋
また会えるのかもしれないし
もう会えないのかもしれない
最後の思い出を作ろうと思った
振り返った景色には
レンガ造りの街並みと
窓辺に置かれた小さな観葉植物
僕はそれを忘れるかもしれないけれど
君が放つ音階と
心のトーンはきっと忘れない
想いが軽い空気の風船のように
空の高みへ昇っていって
いつまでも残り続ける
地球最後のその日まで
また会えるのかもしれないし
もう会えないのかもしれないけれど
君が居座り続けるその空を
僕はずっと見上げ続けるのかもしれないなぁ
見上げ続けるのかもしれないなぁ