幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

罪の声

 

 

先日、『ラストマイル』を観た時に、

この作品も、野木亜希子さん脚本の作品だと知り、

前々から気になっていたこともあり、本日、鑑賞しました。

 

罪の声

 

一応、フィクションとしてはいますが、

モチーフが『グリコ・森永事件』であることは、歴然としていて

事件の概要は、社名こそ違えど、

ほぼ『グリコ・森永事件』そのままですよね?

プッチンプリンの件ではないです(笑)。1980年代の『グリコ・森永事件』)

 

で、現実の『グリコ・森永事件』でもそうであったように

脅迫テープに子供の声が使われて、

本作品でも、脅迫テープに声を使用された子供のその後に焦点が当てられてました。

 

いや、実際、『グリコ・森永事件』に声を使われた子供が

現実でもいてるはずなんですよね。

それに、私、(詳しく言うと、年がバレちゃいますがw)

実は、地域性も、時代性も、その子供とほぼ同じなんです。

身代金の受け渡しで出てくる地名が、実家からそう遠くない場所でもありますし。。。

 

実は、めっちゃ近くに

犯人グループに利用された子供がいて、

何気ないところで、すれ違っている可能性すらある。

 

そんなことを、本作品を観る前から、ぼんやり考えたことがあって。

 

だから、この作品、めっちゃ面白かったです。

 

他人事とは思えないような・・・。

少し、怖さもあり。

 

フィクションだから、後半は架空の物語だとしても

リアリティーがあって。

 

 

でも、作品は、明確に、犯人グループの罪を批判しています。

時効になった事件だから、もう犯人は捕まらないけれど。

 

 

「あなたが子供たちの未来を壊したんです。あなたが。

そんなものは、正義じゃない」

 

 

これは、原作がいいのかな?

とにかく、いい作品に出会えたなぁという気分です。

 

午前中に観た『光』と違って、

観れてよかったと思える作品です。

観れてよかった。

 

かしこ。