飛騨高山を舞台にした30分の短編映画。
男手1つで自分を育ててきた寿司職人の父親が、心の病を患い、
大学進学を諦めて、父親の店を継ぐ決心をする女子高校生のお話。
なぜ、寿司職人に女性がいないかということも理解しているし、
母親と絶縁しているわけでもないけれど、
あえて、茨の道を選ぼうとするのは、父親への愛なんでしょうね。
静かな30分だけど、
主演を務めた芳根京子さんの凛とした演技が
やっぱりよかったです。
2017年公開って、この頃から芳根さん、演技うまかったんだね。
偶然、観始めたけど、観れてよかったと思える作品です。
タイトルは主人公の名前、山野葵から。
それと、お寿司のわさび。
上品な作品ですね。
かしこ。