2021年10月-12月期のTBS「日曜劇場」枠の連続ドラマ作品。
日本沈没-希望のひと-
まぁ、おもしろかったけどねー。
ちょっとストーリーが荒唐無稽すぎて感情移入できなかった。
ぶっちゃけ、小栗旬くん、杏ちゃん、松山ケンイチくん、香川照之さん、國村隼さんの演技を楽しむための作品。
相変わらず、仲村トオルさんの演技はしっくりこなかったですけどねw
いや、SFなんで、設定は別にいいんですよ。
(「日本沈没」の過去の作品や、原作を私、読んだことないんで。)
問題は、その設定(問題)に当たった時の、人々の行動ですよね。
もう、時間もなく、自分が住んでる場所が海の底に沈むんですよ。
全てを国任せにして、それに不満があった場合に、デモなんてする?
首相の責任だとか言って、テロ行為に及ぶ?
私じゃ、そんなことしないね。
国にそこまで依存せず、とっとと海外に逃げますね。
人のせいにしても意味ないもん。
それとも、こんな意味のないことを、超絶危機に瀕した時にも
行っちゃう国民だと思われているのでしょうか。
悲しい。悲しい。
まぁ、あとはちょっとリアリティーがなさ過ぎた。
日本沈没はいいけれど、日本列島だけがあんなにはっきりと沈むかね。
千島列島はそのまま残ってw
朝鮮半島、中国には影響は及ぼさずに?
まぁ、それは隣国に文句を言われないための設定なのかもしれないけれど、
国境は人が引いた線。
環境問題をテーマにするなら、その辺りも少し考えてほしかったです。
最後、このドラマのテーマは何だったんだろうと考えた。
ラストシーンに田所博士(香川照之さん)に語らせた内容をみると、
安直なSDGsがテーマなのか?
いや、それなら、もっと、適切な別の訴え方があるだろう。
まぁ、前日の役者さんの演技をみる限りは面白かったですけどね。
役者さんの演技だけでは、どうすることもできない部分もあるんだなぁー。と思ってしまった作品でした。
音楽は、菅野佑悟さん。
菅野さんの音楽は”さすが”の一言でした。
菅田将暉くんが歌うエンディング曲「ラストシーン」もいい曲でした。
あぁー、作詞・作曲:石橋ひゅーいくんなのね。
なるほどなぁー。
これはいい曲。
それだけに、内容がちょっともったいなかったですね。
かしこ。
「君が何をどうするかは、君が決めろ!」
「あなたは何と闘っているのですか?」
「それを未来への希望に変えよう。それが俺たちの仕事だ。」