幻想的な日々。はまだ我の手にない。

演劇とテレビと音楽。お笑いと小説と映画。そして幻想的な日々はまだ我の手にない。 でもあなたのことを想ったり。あなたの幸せを願ったり。詩を書くのも好き。ほんとはもっと明るく楽しい人生を送りたいだけなのに。。。難しいです。男の子でも女の子でもそんな年頃なのかもしれません。

『西郷どん』(2018 NHK)

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2018年の大河ドラマ作品。

 

西郷どん

 

ここ3年ぐらい、大河ドラマを観れてないのですが、

2018年の『西郷どん』を結構、ゆっくりしたペースで観ていました。(最後の明治政府になってからの8話ほどは、この2日で一気に観ましたけどね(^^)/)

 

戦国時代よりも、幕末の作品が、やっぱり個人的には好きなんです。

戦国時代って、なんか、『戦強けりゃ、それでよし』な雰囲気があるでしょ。

単純明快。

日本国って概念、いまいちないし。

”民”の概念は少しはあるけど、なんか自分本位な感じ。

 

でも、幕末って、ちょっと闇な部分があるじゃない。

国を憂いて。

何を正義として捉えるかも、人それぞれで。

正義と悪がはっきりしていないので、人はそれぞれの正義を主張して

正義対正義の戦いに陥る。

 

答えの出ない問題なんて、世の中にはたくさんあるよ。

観ていてヒリヒリするのよね。

心が平穏ではいられない感じ。

 

最後、一気に観たせいなのかどうかわからないけど、

西郷どん』おもしろかったですけどね。

 

主演の鈴木亮平君の素晴らしさはともかく、

愛加那を演じた二階堂ふみの可愛さを、この作品で初めて実感した。

(そして、この実感が、昨年の朝ドラ『エール』の視聴に続く。)

 

あと、これも、

最後8話を一気に観たせいなのかどうかわからないけど、

西郷を描こうとしたら、やっぱり、一緒に大久保も描かないといけないのね。

 

西南戦争の翌年、大久保が紀尾井坂で襲われて

脳裏に西郷との想い出が甦る。

若き日の2人。未来に向かって駆け出して、タイトルバック。

いい終わりじゃない。

 

もしかしたら、幕末は、夢半ばで亡くなった人ばかりで

夢の続きが、まだこの世に残っているから、心が惹かれちゃうのかもね。

 

いい作品でした。

 

かしこ。