それは簡単なことだと思う
あなたを想い続けることなんて
星の数ほどある幸せさ
砂に書いた未来のあるべき姿さ
雨が降った
梅雨っていう季節だそうだ
遠くの方で車が走る
タイヤと道路のいびつな摩擦音が聴こえる
君は簡単なことだと宣う
あなたを想い続けることなんて
海岸線で見つけた貝殻の
幾何学模様と関数的な螺旋
僕はいつか記憶にも残らない
永遠の調べと
流線型の未確認飛行物体に乗り
明け方の夜へと
君に会いに行く
君を想い続けることなんて
それは簡単なことだと思う
誰かを想い続けることなんて
鼓動を続ける正しさと
真夜中に降る雨
君は眠っているのだろうか